7月/30/2015

工房の引き渡し式を行いました!

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7月29日西日の強くなってきた夕方5時。

とうとう建物の引き渡しを受ける時が来ました。

敷地の鍬入れ式から数えて7ヶ月余り、工房のオープンはもう少し先ですが、いよいよ建物が自分たちの物になります。

建設して頂いたマザーホームさんは奄美で唯一引き渡し時にテープカットを行って頂けるとのことで、恥ずかしながら社長と2人で人生初のテープカットに臨みました。

まさかこんな大それたことを行うとは思ってなかったので、2人とも普段着なのが残念でしたが、カットの瞬間胸がいっぱいになり熱い物が込み上げてくるのを感じました。

 

引越や片付けに追われ中々店舗の正式オープンの日取りが決まらないのですが、社員一同頑張って準備していきたいと思います。

 

明日は工房内に建設した染色場で初の「色止め」作業を行う予定です。

大型プレス機も初めて動きます!

作業場も細かい造作はまだ残っておりますが、使用していく中で変更等も出てくると思うのでまずは実際に作業してみようと思います。

何にしても、明日が楽しみです!

 

7月/18/2015

新工房の完成見学会やってます☆

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エンドレス筬通しも致命的なトラブルを乗り越え無事に終わり、本日建物の完成見学会を無事に開催することが出来ました!

オープンはまだですが施工をして頂いておりますマザーホーム様主催の建物見学会で一足早く近隣の皆様に内部を公開しております。

たまにスコールがありますが概ね晴れの一日で続々とお客様が来場しております。

来場された方が一番気になっているのが、大島紬とガラスを組み合わせた内装です。

 

まずはこちら大島紬のガラスタイルです。

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このタイルを部屋にぐるりと配しております。

面取り加工を施しており、魅せるタイルです☆

 

 

 

続いてはこちら、大島紬ガラス窓です。

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手前にお祝いの植木が置いてあり見え辛いかもしれませんが外が明るい時はステンドグラスのように柔らかい光が差し込みとても美しいです。

 

 

最後はこちら、大島紬ガラスのランプシェードです。

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白い絣点の隙間からこぼれる光が心を落ち着かせてくれます。

点灯してない時もシックで美しい装飾となっております。

このガラスは差し込み式で簡単に取り外せるようになっており、季節で入れ替えたり楽しめる室内装飾です。

 

 

今回大島紬が観賞に耐えられる生地だというのがよく分かりました。

インテリアとしての提案をもっと考えていきたいと思います。

 

見学会は明日まで。

お近くの方は是非お立ち寄り下さい。

 

建物の引き渡しを受け、新工房がオープンしましたら内部の詳細をお伝えさせて頂きます!

5月/28/2015

上棟式を行いました!

突然ですが、昨日はじめ商事の新工房の上棟式を行いました!

 

初耳の方が殆どだと思いますので、ここまでの流れを簡単に説明すると以下のようになります。

 

新商品開発のためちょっと大きめの機械を導入 → その機械を置く場所が必要となり工房を新築 → そして昨日上棟式。

 

簡単過ぎますね。

詳細は省きますが、大島紬というのは分業で製造されており、自社だけで製造する事はあまり無いのですが、当社が最近力を入れている「奄美裂き織り」の製作は大島紬と殆ど同じ道具を使用しますが工程が少し変わるため専属でやって頂いている方にしか仕事が頼めません。

また特殊な工程もあり自社でやる割合が多いので出来れば近くで全てが出来れば、という思いと、機械導入の件が重なり工房の新築に至った訳です!

ここに至るまで紆余曲折がございましたがそれはまたの機会に。

という訳で人生初の上棟式の様子をレポートしていきたいと思います。

 

まずは神聖な儀式から

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本来は屋根の上で執り行われる儀式ですが、屋根の勾配がかなりきつく危険なので建物内で行いました。

上棟式は大工の棟梁が行うのですね!初耳でした。

棟梁にお酒や昆布等を頂き無事終了。

社長もいい顔しております。

社長の横にある板に書いてある文字、読めますか?

私は全く読めませんでした。

これは「てんちゅうしゃちほこしびらんが」と読むそうです。

中国から伝わり、沖縄、奄美まで残っている昔からの風習で、簡単に説明しますと、この家に幸運が訪れますように、という願いが込められているとの事です。

申し訳ございません、詳しく聞きましたがうろ覚えになっているので詳細は割愛させて頂きます。

 

続いて建物の前で記念撮影☆

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これから餅投げの為に足場を上がるため、皆ヘルメットをかぶっております!

平屋の建物ですが天井を高く、また屋根の傾斜を上げているのでかなり背が高く感じます。

 

そしていよいよ待ちに待った餅投げです!

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建物を建てると厄を沢山貰うということで、餅巻きをして皆さんに餅と共に厄を少しずつ持っていって頂く、そんな意味があるそうです。

こちらも本来屋根の上から行うのですが、危険、という事で女性陣と子供は低い足場から、社長と私は高い足場の上から餅投げを行いました。

親戚や友人、近所の方等多くの方に集まって頂きました。

 

社長からの挨拶の後、餅投げが始まりました!豪快に撒いております。

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厄払いを兼ねているとあって、私も一生懸命撒かせて頂きました。

 

餅投げの後は皆で万歳三唱を行いまして、大工さん等の施工業者さんと共に楽しい祝宴を行いました。

予定では来月には完成です。

あっという間ですね☆

まだまだ決めなければいけない事も多くて大変そうですが、素敵な工房になるように頑張っていきたいと思います。

完成しましたら工房の詳細な情報をご報告させて頂きますのでどうぞお楽しみに!

5月/22/2015

「伝統サポーターズ」ってご存知ですか?

突然ですが、「伝統サポーターズ」という事業に参加しております。

伝サポ

伝統サポーターズとは...

日本のものづくりの現場では今、ゲームやアニメ、食文化などが「クールジャパン」製品として急速に海外進出を果たしています。それらは拡大化に向けて前進 する一方、伝統工芸や民芸といった産業界では、需要の低迷と後継者不足が深刻な問題になっており、次世代の作り手・職人が年々減っている状態です。 伝統サポーターズは、手仕事の良さや価値を多くの人に知ってもらうプラットフォームとして、作り手・職人を継続的に支援するサポーターを増やしていくこと を目指しています。

さらに詳細はこちら

 

簡単に言うと、「サポーターの皆様に月々会費をお支払頂いて職人を支えて頂く」ということです。

日本中には多くの職人がおりますが中々厳しい状況におられる方も多いです。

素晴らしい物を作っていても、知って頂けなければお客様が増える事はありません。

この事業に参加する事で多くの方に私達の仕事を知って頂き、

また「支えていきたいな♡」と思って頂けた方にはサポーター登録をして頂ければ幸いです。

まずは私のページをのぞいて見て下さい☆

 

よろしくお願いします!

 

12月/05/2012

鹿児島県知事表敬訪問してきました!

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今日は朝から鹿児島へ移動し、鹿児島県の伊藤知事に会う為、県庁へ行って来ました。

何故知事に会いに行けたかと言うと、10月に開催された「2012かごしまの新特産品コンクール」で「裂き織りベスト」が県知事賞受賞となり、それを受けて知事表敬訪問をする事になったからです。

2年前の「綾絣カシミヤストール」での県知事賞受賞の時も表敬訪問しましたので知事に会うのも今回で2度目です。

前回もでしたが今回も着物を着て訪問しました。

これにはどなたも喜んでくれます。

知事に会える機会は滅多に無い事なので、限られた時間でしたが私達の思いを出来るだけ簡潔に、でもしっかりと伝えられる様に頑張りました。

伊藤知事も大島紬の厳しい現状をしっておられ、私達が裂き織りをする意義を興味深く聞いて下さいました。

 

大島紬には計り知れない可能性があります。

その中の1つが裂き織りという形で今回世に出ました。

色んな方々に評価して頂けるのも大島紬という素晴らしい背景があってこそです。

これからも伝統を大切に残す為に頑張っていきたいと思います。

 

明日は鹿児島で1件仕事をしてから大阪へ移動です。

師走もバタバタと頑張ります!