2月/20/2015

代官山 蔦屋書店で大島紬が紹介されています!

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本日2月20日(金)より、東京都渋谷区にございます「代官山 蔦屋書店」の売場の一画で

『未来へつなぐメッセージ。奄美・大島紬の、いま、そしてこれから』

というタイトルで大島紬を紹介するフェアが開催されました!

このフェアは東京都文京区にございます、文京学院大学の学生により企画されたもので、半年以上前から準備を始めていました。

最初、懇意にしている文京学院大学の教授より話しを頂いた時は、どうなるものか、と思っておりましたが、真剣に取り組む学生達に「こちらも中途半端ではいけない」と思い本業の傍ら、寝る間を惜しんで準備をして参りました。

何度も打ち合わせを重ね、またオリジナル商品の試作を繰り返し、何とか形になったのはフェア開催の2週間前。

そこから最終的な修正を行い、本日無事に開催に間に合いました!

 

今回のメインの一つは学生達が製作した、大島紬の紹介VTRです。

当社の社長をキャラクター化し、映像の中に登場させ、大島紬の解説をしてくれております。

中々良い出来ですので、当社の売場でも流せたら、と考えております。

 

そしてもう一つのメインが当社が作成した本フェア限定のオリジナル商品です。

これがその素材ですが何か分かりますか?

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これは「代官山 蔦屋書店」で次の号が発売され、店頭に並べなくなり捨てられる海外雑誌の記事を細かく裂いて、大島紬の糸と一緒に大島紬は機で織り直した生地です。

ようするに、紙をヨコに織り込んだ生地なのです!

こんな感じで展示しております☆

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当社が最近力を入れている裂き織りの製法を応用しており、とても紙とは思えない質感に仕上がっております。

この生地の名称は「AMATSUBU」奄美と蔦屋書店と文京学院大学の頭文字をとって命名されております。

色味の違う2種類の生地を製作しました。

1つは泥大島用の黒く泥染めされた絹糸を用いて織り上げています。

もう1つは大島紬の命「絣」を作る時に使用する木綿の糸をタテ糸に、ヨコから2色の泥染めされた極細の麻糸を入れ織り上げています。

写真の生地は展示用ですが、今回は販売用の商品も製作しております。

まずはこちら!

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カードケースです。

使用しているのは白い方の「AMATSUBU」です。

商品のデザイン、仕様は学生さんにお願いしました。

当社の技術で出来ない点は多少妥協して頂きましたが…。

軽くてお洒落な感じに出来上がりました。

展示はビニールに入っていたので包装前の物も載せておきます。

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続いてはこちら!

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ブックカバーです!

やはり本屋さんでのフェアですのでこれは鉄板でしょう!

こちらも白い「AMATSUBU」の方を使って製作しております。

本で本を包む、いい感じではないでしょうか。

 

そして最後がこちら!

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クラッチバッグです!

一見当社でよく見る大島紬の裂き織りバッグのように見えますが、蓋の裏に黒い方の「AMATSUBU」が隠れています!

こちらは写真を撮るのを忘れていたのでお見せ出来ないのが残念ですが、いい感じに仕上がっております!

どの商品も当フェア限定、数量超限定!です。

実物は「代官山 蔦屋書店」に展示されています。フェアは本日より4月5日頃までの開催予定です。リンクを貼っておきます。お近くの方は是非足を運ばれて下さい!

DAIKANYAMA  T-SITE

こんな大都会のお洒落スポットで大島紬を取り上げて頂き、またオリジナル商品まで製作する事が出来たなんて、文京学院大学さん並びに代官山蔦屋さんには本当に感謝です。

今回試作を色々していく中で新しい大島紬の可能性をいくつも見いだす事が出来ました。

ちょこちょこ世に出せていけたら、と考えております。

どうぞご期待下さいませ!