11月/01/2015

本日、大島紬染織工房AMAMIMAMAオープンしました!

看板

7月に新工房の建設が完了してから早4ヶ月、作業や事務仕事はしていたのですが中々一般のお客様へオープンする準備が進まなくて11月になってしまいましたが本日オープンすることが出来ました。

工房名は「大島紬染織工房AMAMIMAMA」です☆

写真のオープンの看板も織って作りました!

結構気付いてもらえて良かったです。

 

お店の中はこんな感じ↓

ガラス棚 商品棚2

バッグの棚の後ろには着物が沢山並んでいます。

 

土曜日の朝刊に広告を出した事もあり、朝から間を置かず来場がありました。

奄美の皆さんに弊社の取り組みを紹介する場所が出来、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

バッグやガラス製品にも多く関心を持って頂いたのですが、やはり一番ビックリされたのは超巾広織機でしたね。

島の人で60代以上の方は機織り経験者が多く、その下の世代も、お母さんが機織りして育ててくれた、という方が多いので身近にあった機織りが想像以上の大きさになっているのに驚いていました。

 

その機で織った生地と通常の着尺巾で比べるとこんな感じです↓

広巾比較

約3.5倍!

かなり大きいです。

中々難儀しておりますが、織り上がり生地がこれまでに無い大きさで、何かワクワクして織ってます☆

15日まではオープン記念セールで連日営業する予定ですので後2週間頑張っていきたいと思います!

9月/14/2015

屋久杉泥染め☆

今日は屋久杉から抽出した染料で泥染めをしておりました。

 

何故、屋久杉で染めをしているかと申しますと、屋久杉彫刻をされている先輩の職人さんから、作業していると削り端材が結構出ると言うお話を聞きまして。

もしかしたら染料が取れるかもしれない!と思い、その端材を送ってもらう事になりました。

 

こちらが屋久杉の削り端材です。

yaku2

何だか美味しそうな削り節ですねぇ。。

実際屋久杉のいい香りがしておりました。

 

こちらを煮出していきます!

yaku5

まず1番液を取りまして、つづいて水を変え2番液まで取りました。

煮出している間、屋久杉の香りが工房中に広がり、悠久の時を感じておりました。

屋久杉には防虫防臭効果があると聞きましたので、煮出した後の端材は不織布にでも入れて倉庫に置いておこうと思います☆

 

結構濃い色の染液が取れたのですが、どのくらい染まるかは染めてみるまで分かりません。

よく染まってくれればいいのですが…。

 

煮出したのは昨日の話しで、一晩置いて本日染色しました!

yaku1

今日は凄くいい天気でまさに染色日和!?という訳で、海に行きたい衝動を抑えつつひたすら染めていきます。

染めているのは麻の生地です。

端材を頂いた先輩の職人さんの依頼で、この生地で作務衣を作る予定です。

染め始めの色は、淡いピンクのような色で綺麗です☆

麻は中々染まってくれないので心配ですが繰り返し染めて少しでも濃くなってくれたら成功、かな。

 

常温である程度染めた後は火にかけて温度を上げて染めていきます。

温度を上げる事でどんどん生地の中に染料が入っていきます。

出来るだけ染料を生地に入れ込んだ後、水で洗い、続いて泥染めに参ります!

yaku4

天気がいいと、この工程が楽しいですね☆

雨が降ってると最悪…。

まんべんなく泥に反応してもらえるようにゆっくりゆっくり何度も染めていきます。

 

今日は学校から帰ってきた息子を連れて行ってました。

yaku3

そういえば泥染めは始めて見せたかも?

父の染める姿に何かを感じてくれたでしょうか。

 

後はここまでの工程を繰り返していきます。

どんな色に染め上がるのか乞うご期待!!

 

8月/12/2015

初めての色止め☆

本日大変天気もよく、溜まっていた裂き織り生地の色止めを行いました。

中々準備が整わず長らくお待たせしましたが、新しい工房の染色室を初めて使用します。

こんな感じで作業してました。

arai

外から見るとこんな感じです。

sotokara

初めて使用してみて、、、

凄い使い易い!!

終始ニヤニヤして作業をしてしまいました☆

まだ揃ってない道具もあり、これからさらに使い易い工場にしていきたいと思います。

 

今日色止めしたのはこの6枚です。

sakiorihosi

左から、帯、帯、帯、帯、生地、生地、です。

帯はカラフルで綺麗です☆

生地もバッグやベストに加工予定で出来上がりが楽しみです☆

 

新しい工房でいい商品をどんどん作っていきたいと思います!

7月/30/2015

工房の引き渡し式を行いました!

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7月29日西日の強くなってきた夕方5時。

とうとう建物の引き渡しを受ける時が来ました。

敷地の鍬入れ式から数えて7ヶ月余り、工房のオープンはもう少し先ですが、いよいよ建物が自分たちの物になります。

建設して頂いたマザーホームさんは奄美で唯一引き渡し時にテープカットを行って頂けるとのことで、恥ずかしながら社長と2人で人生初のテープカットに臨みました。

まさかこんな大それたことを行うとは思ってなかったので、2人とも普段着なのが残念でしたが、カットの瞬間胸がいっぱいになり熱い物が込み上げてくるのを感じました。

 

引越や片付けに追われ中々店舗の正式オープンの日取りが決まらないのですが、社員一同頑張って準備していきたいと思います。

 

明日は工房内に建設した染色場で初の「色止め」作業を行う予定です。

大型プレス機も初めて動きます!

作業場も細かい造作はまだ残っておりますが、使用していく中で変更等も出てくると思うのでまずは実際に作業してみようと思います。

何にしても、明日が楽しみです!

 

7月/18/2015

新工房の完成見学会やってます☆

I12

エンドレス筬通しも致命的なトラブルを乗り越え無事に終わり、本日建物の完成見学会を無事に開催することが出来ました!

オープンはまだですが施工をして頂いておりますマザーホーム様主催の建物見学会で一足早く近隣の皆様に内部を公開しております。

たまにスコールがありますが概ね晴れの一日で続々とお客様が来場しております。

来場された方が一番気になっているのが、大島紬とガラスを組み合わせた内装です。

 

まずはこちら大島紬のガラスタイルです。

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このタイルを部屋にぐるりと配しております。

面取り加工を施しており、魅せるタイルです☆

 

 

 

続いてはこちら、大島紬ガラス窓です。

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手前にお祝いの植木が置いてあり見え辛いかもしれませんが外が明るい時はステンドグラスのように柔らかい光が差し込みとても美しいです。

 

 

最後はこちら、大島紬ガラスのランプシェードです。

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白い絣点の隙間からこぼれる光が心を落ち着かせてくれます。

点灯してない時もシックで美しい装飾となっております。

このガラスは差し込み式で簡単に取り外せるようになっており、季節で入れ替えたり楽しめる室内装飾です。

 

 

今回大島紬が観賞に耐えられる生地だというのがよく分かりました。

インテリアとしての提案をもっと考えていきたいと思います。

 

見学会は明日まで。

お近くの方は是非お立ち寄り下さい。

 

建物の引き渡しを受け、新工房がオープンしましたら内部の詳細をお伝えさせて頂きます!