7月/01/2013

奄美が夏入りしました!

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奄美大島梅雨明けしまして、いよいよ夏本番です。

家の屋上から空を見上げますといかにも夏らしい入道雲がモクモクとしておりました。

そういえばここ数日30℃を超える暑さが続いてましたからね。

私的には、暑い夏は作業には向かない(汗が作業の邪魔で…)ので苦手ですが、

休みの日に海に入ると、やっぱり夏はいいなぁ、と感じます。

人間って勝手なものですね。

 

今日は朝から絹糸の綛上げ(かせあげ)をしておりました。

枠に巻いた糸を綛状(輪っかの状態)にする作業です。

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ちょっと写真が悪いですね。

先週しておりました色違いをもう一枚。

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こちらも画質が悪いですね。

次からは気をつけます。

 

この綛上げという作業は、たまに行ってるのですがスムーズにいく時は待ちが長く退屈なものですが、糸の機嫌が悪くなると途端に大変困難な作業になります。

今日は最初機嫌が悪かったのですが、1時間程優しくあやしてなだめて、その後はたまにかんしゃくを上げる事もありましたが、何とか4時間程で作業を終える事が出来ました。

糸扱いは本当に繊細さを要求されます。私もこの仕事を始めてかなり神経が鍛えられました。

まだまだ未熟ですが、道具や材料を大事に、これからも作業していきたいと思います。

 

6月/01/2013

今日から6月ですね!

今日の奄美の天気は雨が降ったり止んだりと落ち着かない天気でした。

梅雨ですから仕方ないのですがやっぱり晴れてほしいものです。

 

今日はここ数日取り組んでいるサンプル作製の「織り」の行程を行いました。

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早く生地にしてみたかったので、かなりハイペースで作業しているのですが、

何とか想像通りに仕上がってきてます。

サンプル用の短い生地ですので、明日いっぱいやれば織り上げられると思います。

ただ予想より時間がかかる作業となってしまい、商品にしていくには

もう少し作業の効率化をしなくてはなりません。

 

サンプル作りが私の一番好きな作業であり、また一番重要な作業になります。

サンプルで終わる「子」もいれば、定番になっていく「子」もおります。

手塩にかけた「子」達が大きく成長していけるよう、これからもしっかり考え、

手間と市場に見合う物作りを心掛けていきます。

 

5月/24/2013

今日は満月でした!

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家の庭から見上げた月です。

奄美は昼過ぎから久しぶりに雨が止み雲が切れたので満月を拝む事が出来ました。

 

奄美では旧暦の一日と十五日に墓参りをします。

太陽の満ち欠けに連動してますので満月の日は墓参りの日です。

ですので今日も朝から墓参りに行ってきました。

 

墓参りの後は午前中は裂き織りの生地の色止め、午後は機織りをしておりました。

先日のブログに載せた残糸織りのカシミヤストールも何とか織り上がりました。

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タテ糸も織り切り(糸の終わり)だったので出来るだけギリギリまで織ったのですが、

通常の長さよりずいぶん短くなってしまいました。

残念ですが商品にはならないので見本に使いたいと思います。

 

来週も短期出張があり、そこでは自社商品のプレゼンがあるので明日明後日でその準備をしなければなりません。

商品サンプルで仕上がってない物があるのでそれを急いで仕上げなくては。

今週も土日関係なく頑張ります!

5月/19/2013

今日は雨時々曇りたまに作業。

今日は日曜日でしたが、ちょこちょこ作業をしていました。

急ぎの分は全部終わらせたので休んでも良かったのですが、

雨が降ってるとどこにも行けないのでついつい作業しちゃいます。

 

今日は主に織りをやっていたのですが、こんな物を織ってました。

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いつもの無地っぽい柄ではなく、縞柄に織っています。

これは注文品ではなく私が勝手に織っている分ですが、たまにこの様な織りをしなくてはなりません。

それは何故かというと、「管」を空ける為です。

生地を織る時はヨコに使う糸を「管」に巻き取って使用します。

この「管」に巻き取る分は使用する分ちょうど取るのではなく、若干余裕を持って用意しておきます。

ですから1つや2つは必ず余ります。

ですので作業を続けていくと「余り管」がいつの間にか結構な量になってしまいます。

「管」は割と高価な物でそんなに大量に持っている訳ではないので、定期的にこの「余り管」を空けなくてはいけません。

空ける為に写真の様な織りを行うのです。

こういう織り方を「残糸織り」(ざんしおり)と呼んでいます。

残った糸で織る、そのままですね。

 

写真の所は規則正しく順番に織ってますが、何せ残り糸ですから量もまちまちですので色んな糸をランダムに使う事になります。

注文品を作る時と違って気楽に楽しみながら織ってるのですが、逆に柄をこだわって考えてしまう時もあり、

正規の物よりも時間がかかってしまう事もよくあります。

今回は出来るだけ簡単に、手早く終わらせようと考えているのですがどうなる事やら。

 

明日からまた一週間が始まりますね。

来週は久しぶりに出張があります。

いつもと違い、打ち合わせのみの短期出張ですが。

新商品について色々と話し込みしてきます。

早く皆様にお見せ出来る様に頑張ってきます!

5月/17/2013

奄美梅雨入りしてからずっと雨です。

いつの間にか梅雨入りして、それからずっと雨降ってます。

そんなに強い雨ではないのですが、ずっと降ってるのでそろそろ崖崩れが心配です。

うちの家もあまり水はけが良くないので長雨になると不安です。

まぁ心配してても仕方ないですし、雨はそのうちやみますから元気にお仕事頑張ります!

 

今日はちょこちょこ色んな事をしていたのですが、

久しぶりにこれをやりました。

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綛上げ(かせあげ)という作業です。

私が通常使用する糸は最初から綛状態(糸だけで輪っかになっている状態)なのですが、

ごくたまに写真の奥の様にコーンに巻かれた状態の糸を使う事があります。

私達は糸を染めてから使うので、まずは糸を染め易い形=綛状態、にしなくてはなりません。

そこで綛上げという作業を行うのです。

今回はちょっと太めの糸でしたので回転数は1500回(大島紬に使用する一般的な絹糸は2000回転)にしました。

 

このまま糸を取り上げると後で苦労するので取り上げる時にこんな作業をします。

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アゼ取りです。綛上げされる時、自動的に糸が巻き取り易い様に道を作ってくれています。

その状態を出来るだけキープしておく為に、糸道がバラバラにならない様に、

このようなアゼを何カ所かに作っておきます。

この糸は泥染めする予定なので多目にアゼを取りました。

泥染めはかなり糸に負担がかかるので出来るだけ後の作業が楽になる様に、

このような準備が必要不可欠なのです。

 

今日綛上げした糸が生地になるのはまだ先になりますが、

じっくり育てていい生地にしたいと思います。