いつの間にか梅雨入りして、それからずっと雨降ってます。
そんなに強い雨ではないのですが、ずっと降ってるのでそろそろ崖崩れが心配です。
うちの家もあまり水はけが良くないので長雨になると不安です。
まぁ心配してても仕方ないですし、雨はそのうちやみますから元気にお仕事頑張ります!
今日はちょこちょこ色んな事をしていたのですが、
久しぶりにこれをやりました。
綛上げ(かせあげ)という作業です。
私が通常使用する糸は最初から綛状態(糸だけで輪っかになっている状態)なのですが、
ごくたまに写真の奥の様にコーンに巻かれた状態の糸を使う事があります。
私達は糸を染めてから使うので、まずは糸を染め易い形=綛状態、にしなくてはなりません。
そこで綛上げという作業を行うのです。
今回はちょっと太めの糸でしたので回転数は1500回(大島紬に使用する一般的な絹糸は2000回転)にしました。
このまま糸を取り上げると後で苦労するので取り上げる時にこんな作業をします。
アゼ取りです。綛上げされる時、自動的に糸が巻き取り易い様に道を作ってくれています。
その状態を出来るだけキープしておく為に、糸道がバラバラにならない様に、
このようなアゼを何カ所かに作っておきます。
この糸は泥染めする予定なので多目にアゼを取りました。
泥染めはかなり糸に負担がかかるので出来るだけ後の作業が楽になる様に、
このような準備が必要不可欠なのです。
今日綛上げした糸が生地になるのはまだ先になりますが、
じっくり育てていい生地にしたいと思います。