5月/02/2013

いつの間にか5月になってました。

気付けばもう5月。

連休中の方もいるでしょうし明日からどこかへお出かけになる人も多い事でしょう。

奄美もリゾート地ですからGW中は観光客も増えにわかに賑わう時期です。

私は中々暦通りには休めないので毎年ちょっと切なくなりますが。

 

今日はこれを買いました。

P589

これは筬歯です。

15.5算(ヨミ)という密度の物です。

1cm間に31本の糸を入れて反物を織ります。

7マルキ、9マルキの大島紬を織る時に使います。

この筬は竹で出来ていて、今は新品を手に入れる事は奄美ではまず出来ません。

 

新しい物は金筬という金属の筬歯だけです。

金属の筬は、仕上がりが固くなる、ギラギラ光る、重たい、等あまり人気がありません。

竹筬を使いたいとこなのですが新しい物は手に入らないので、古い物を直しながら使う事になります。

今日買った筬歯も新品ではなく古い物を修理した物です。

伝統のある品物には古くから伝わる技術と、そして道具があります。

技術だけ残っても伝統を残す事は出来ません。

私達大島紬を作る職人もどんどん減っていますが、私達が使う道具を作っている職人はもっともっと少ないのです。

 

そこで私達が考えたのが「奄美の伝統と技術で新しい物創り」です。

伝統の技術、道具はそのままに今の時代にあった新しい物を創り出そうという事です。

これは私達の物作りのコンセプトです。

これからも大島紬という素晴らしい伝統を後世に伝え残して行く為に様々な製品を創り出していきます!

乞うご期待!


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