12月/07/2012

大阪入りしました!

昨日の夜大阪に入り、今日は朝から、弊社の開発した「奄美裂き織り」を使って色んな製品を作るべく加工メーカーさんと打ち合わせをしておりました。

色々と魅力的な製品への加工のお話が出来てワクワクが止まりません!

しかし現実には大きな費用とリスクも伴うので簡単に進める訳にもいきません。

まずはどれを作るか、慎重に絞っていきたいと思います。

商品作りの詳細はまだこちらに載せられる段階ではないのでこれからの展開を楽しみにお待ち下さい。

これは今日見せてもらった小物用の裏地の見本です。

色んな色があり綺麗です。

「奄美裂き織り」はマットな色合いですから裏地は明るくいきたいですね。

ゆくゆくは明るい色使いの「奄美裂き織り」を作っていきたいと考えてます。

乞うご期待☆

 

話は変わりますが、昨日から近鉄百貨店阿倍野店での「第二十七回 全国有名職人技自慢[第2弾]」に出店しております。

会期は12日(水)の17時までです。

着物が中心ですが、「奄美裂き織りベスト」も展示販売しております。

関西のお客様には初めてお見せしているのですが、反応は上々です。

残り5日間、精一杯頑張ります!

 

12月/01/2012

師走突入ですね!

いよいよ2012年も後1ヶ月です。

色々な事が合った一年でしたがまだまだ締められません。

12月もやらなければならない事、やった方がいい事が盛り沢山です!

さて今日は朝飯前に機織りして、その後は締め機作業の準備をして午後から締めに行ってました。

 

ところで、これが何だか分かりますか?

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これは締め機でしか使わない道具です。

しかも作業場の方達の自作でどこにも売っておりません。(多分…)

写真の右側にある白い固まりは、綿糸が軸に巻かれている物でそれを3つ用意してそこから糸を伸ばし写真の左側の機械で板杼に巻いていきます。

何に使う糸かというと、締め機で絹糸を織る時に、立て付けた糸にいきなりを織る事が出来ないので(経糸が安定しない、絣がきちんと出来ない等の理由で)まず綿の糸で1、2cm織るのでそこで使います。

まず綿糸1本だけで織り、その後写真にある綿糸を3本を束ねた糸で織り、そして絹糸を織り(締め)ます。

私がこの作業場に来る前は綿糸も絹糸同様手で巻いておりましたので大層時間がかかっておりましたが、ここではあっという間に終わります。

残念ながら絹糸には使えませんが、絹糸は長さもそんなに長くないので特に苦にはならないので大丈夫です。

この機械を最初に使った時はあまりの早さに感動しました!

ものすごい早さで回るのでちょっと危険でして、何度かセッティングしている時に誤ってスイッチを入れてしまい、頭や手を打たれて、もの凄い痛い思いをした事も…

 

巻いた後はひたすらこんなのを織ってました。

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これは2色に藍染めした生地を細く裂いて織り込んでいます。

いわゆる「裂き織り」ですね。

この間、県知事賞を頂いたベストに使用している「裂き織り」とは素材も作り方道具も異なりますのでまるで別物です。

まだ試作の段階ですが、面白い物が出来ると思いますので今後の報告をお待ち下さい。

明日は日曜日ですが、この織りの続きやら、何やらかんやら仕事が山積みですので仕事します。

5日からまた出張ですので出来るだけそれまでに目処を付けとかないとです。

頑張ります!

 

11月/01/2012

今日は「奄美裂き織り」生地の色止めをしました。

いつの間にか木曜日が終わろうとしています。

飛び込みで仕事が入って来て中々予定通りにいかなくて焦っております。

 

今日は午前中、裂き織りの生地の色止めをしてました。

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まずは生地を色止め剤の入った容器に沈めていきます。

この時の温度は50℃。

この時期はいいですが真夏にやる時はかなり汗だくになりますね。

しばらくの間混ぜながら待ち、時間になると容器から取り出し絞っていきます。

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余分な薬剤と水分を取り除き、この後は干して乾いたら完成です!

大島紬の裂き織りの生地は色落ちが結構凄いのでこの工程はかなり重要です。

色んな方にご教授頂き、何とか色落ちを抑える事が出来ています。

後はいい製品にしていくだけです。

このコは何になるのかな?

 

では今日も自分の限界と戦いながら機織り頑張って来ます!

 

 

10月/18/2012

作業再開

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昨日島に帰って来ました。
朝から色々回ってますと、皆さんにおめでとうって言って頂き、受賞の喜びを実感してます。

先程、お客様から里帰りして頂いて裂き織りした生地を色止めの前処理をしてきました。
写真はその時の様子です。
分かりにくいと思いますが、裂き織りの生地を浸けてるとこです。
一晩浸けておいて、明日午前中に色止め加工します。

来週にはお客様のもとへ送り届けられると思います♪