9月/06/2013

9月のスタートは船橋から。

8月はお客様や友人の来島が多く、また納期の迫った仕事も重なり、バタバタしている内に終わっていました。

いつの間にか9月ですね。今月の前半は出張なので、しばらく作業はお休みです。

急ぎの仕事は全部終わらせて来たので大丈夫なのですが、考えていた試作が1つも出来ず悶々としております。

しかし、出張中は販売するのが仕事ですので切り替えて頑張りたいと思います。

 

今回の出張には様々な「裂き織りベスト」をご用意しました。

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通常作っているのは古い大島紬を使用した裂き織り生地ですが、今回作って来たのは縮緬の生地の「色無地」や「付け下げ」、「訪問着」等を裂き織りした生地で作ったベストです。

タテ糸はいつもの泥大島や白大島の糸を使っているのですが、ヨコに入る生地が変わると雰囲気も大分変わります。

大島紬と縮緬生地では厚さが違うので、同じ様な幅で切って裂き織りしても厚みや幅に差が出ます。

柔らかさや、毛羽の立ち方まで変わるので全く違う生地ですね。

織る方としては、たまに違うのを織るのは気分転換になりとても楽しいものです。

お客様にも気に入って頂けたら尚幸いです。

 

裂き織り製品も徐々に増えてきました。

ちょこちょこ出していきますのでお楽しみに。

 

1月/31/2013

1月も終わりですね。

あっという間に1月も終わろうとしています。

毎年思うのですが、年が明けて気付いたら3月になっています。

この時期は出張が大変多く、何週間も続くのもザラで、本当にいつの間にか時間が過ぎているのです。

 

出張中で今回は特に作業はしておりませんので、中々機会がなくて出来なかった、当社の商品の紹介をさせて頂きたいと思います。

 

こちら何だか分かりますか?

Kas

正解は…

見た目そのまま『日傘』でございます!

こちらの日傘そんじょそこらの日傘ではございません。

何が違うかと申しますと、まずは生地です。

 

タテ糸の綿は大島紬の命と言っても過言ではない「絣点」を作る為に締め機で使用されています。

これはガス綿糸と呼ばれ、糸の毛羽を焼いた極細の糸です。

綿はエジプト綿という種類で、最高級シャツ地にも使用されています。

 

ヨコ糸は極細の麻糸を泥染めした物を使用しています。

この日傘用に3種類の泥染め糸を用意しグラデーションに織り上げました。

 

生地だけではございません。

加工にもかなりこだわりました。

 

まず傘の持ち手の部分ですが、山椿を削り出した物を使用し、高級感を演出。

次に軸の部分ですがこちらは樫の木を使用して和のイメージを強調。

さらに骨組みにはグラスファイバーを使用する事で驚きの軽さに仕上げました。

 

これだけこだわりましたのでお値段もかなり…ですがそれだけの価値ある逸品です。

受注生産となりましてお届けまでに2〜3ヶ月程かかります。

今年の夏に向けていかがですか☆

 

以上商品紹介でした!

 

もうすぐ2月。

ほぼ出張の月になりますが、体調崩さないように頑張ります!