昨日宣言した通り今日から急ぎの作業に取り掛かりました。
まずは掃除です!
というのも今回の織りの作業は久しぶりの道具を使いまして、そちら少々?ホコリをかぶっておりまして。
道具をピカピカにしてからいよいよ作業を始めます。
まずは柄抜きです!
作成したい模様にタテ糸を配列していきます。
今回は細い線と太い線の2種類の縞です。
シンプルな柄ですが今回使用するヨコ糸が結構派手なので織り上がるといい感じになります!
久しぶりに立て付けましたが手が覚えておりました☆
次は使用するヨコ糸を用意します!
本来この作業は立て付ける前までに終わらせていなくてはいけないのですが、既に巻いてあると勘違いして先に立て付けしてました。
60cm強の板杼(いたひ)に巻いていきます。
この作業じっとして黙々とやるのがいいのですが集中しすぎると身体が固まってしまいますので適度に立ち上がらないといけません。
この作業、実はうちの社長が非常に得意です!
先代である社長の父(私の祖父)から子供の頃より手伝わされていた様で、社長がこの作業をやる時は昔話を色々話してくれます。
大島紬は伝統の織物ですので昔から道具も行程もほぼ変わっておりません。
先人達も同じ様にしていたのかと思うと単純な作業にも重みを感じます。
今日は3時間程くるくる巻いてとりあえずサンプルの分は用意出来ました!
そしていよいよ織りです。
ひたすら織っていきます!
織り自体は単純なのですがヨコ糸に裏表と繫ぎ目があるので、ひっくり返らない様に、繫ぎ目が隠れる様に注意しながら進めていきます。
タテ糸の張力もただ強く張ってればよい訳ではないので、手のひらで都度確認しながら右手の下にあるレバーで調節していきます。
織り自体は大好きな作業ですので基本何時間でも座ってられますが無理すると次の作業に差し支えます。
後4日間くらいで終わらせなくてはいけない事が盛り沢山ですので今日は5時間くらい織って止めときました。
この織り機のバッタン(写真左側にあるヨコ糸を打つブランコの様になってるパーツ)は5kgくらいあります。
浮いているので5kgを持ち上げる様な力は要りませんが、手前に引いたり、奥に押したりを何十回、何百回、何千回…と繰り返すと筋肉に疲労が蓄積していきます。
翌日くるんですね、これが。
この織り機でする作業が1番こたえます。
明日が心配です…。
明日はこの作業の続きと裂き織り生地の色止めです。
今日織りの方でトラブルがあったので明日はどれくらい進むか分かりませんが出張前に最低限終わらせられるよう明日からさらにギアを入れ替えて頑張りたいと思います!