12月/14/2012

今日は織り準備と色止め作業してました。

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昨日のブログに書いてましたがこれが「金の御光台」なるニューマシンです!

マシンというにはかなりアナログですがかなりいい仕事してくれます。

まずは音がしないです!

今まで使っていた物だとカラカラ音がしていました。

それが風情があっていいとも思うのですが、いかんせん夜作業で使う事が多いので出来るだけ静かな方がいいのです。

そして枠周の調節が簡単なんです!

ここで言う枠周とはカセ(束になった)状態の糸の周囲の長さの事で、大島紬で使用する糸は1.25mくらいなのですが、弊社は色んな糸を色んな状態(そのままだったり、染めてからだったり、束にしてだったり、etc…)で使用するので枠周が様々なのです。

今までの道具だと微調整が難しく、糸に無理をさせたり、作業に時間がかかったりしてました。

これでかなり作業が早くなります!

ストレスが減るのが嬉しいですね。

大島紬は大変長い歴史のある工芸品で、さぞ道具も洗練されていると思いきや、実は古い道具をそのまま使っている事も多く、色々と改良出来る所も多いと思います。

特に新しい物を創造する時には、行程を工夫するだけではなく道具も工夫したり改良したりしなくてはなりません。

その時に私達が気をつけるのは逸脱し過ぎない事です。

何でも新しければいいという事は考えていません。

伝統があるからこそ生まれる物があるという考えで物創りをしています。

これからも面白い物をどんどん産み出していき、その内何点かは商品となっていく事だと思います。

楽しみに待ってて下さい!

さぁ今日ももう一踏ん張り、頑張ります!


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