週の中日の水曜日。
今週ももう折り返しですね。
今日も朝から機織りメインで色んな作業をしておりました。
そして今やっている作業がこれです。
「筵解き」(むしろとき)といいます。
大島紬の大きな特徴である精緻な絣点は、一度織りそれを染める事で織られた部分が染まらず白いまま残った所です。
今行っている作業は泥染めされた絣筵(かすりむしろ)を解いて糸の状態に戻す作業です。
写真の解けた糸の白っぽい部分が絣点で織った時に柄になる所です。
糸を解いていく作業は、慎重にやらないと糸を切ってしまうので気が抜けません。
また泥染めしているので表面にたくさんの細かい泥が付着しておりマスクをしていないとクシャミが止まらなくなります。
この作業は音もせず、特別な道具もいらないので、もっぱら深夜作業です。
この筵もお客様の注文品で最終的には着物用のコートになります。
糸の段階から製品になるまで自分の手で行う事が出来るなんて贅沢だと思いませんか☆
年内には仕上げる予定なので頑張って作業しなくては。
明日から11月!
11月は予定が詰まっているので体調管理に気をつけながら頑張ります!